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語学学習アプリ11選を比較|目的別に自分に合うアプリを選ぶ方法【2026年】

夜9時。スマホを開くと、途中で止まったレッスンアプリ、復習待ちの単語カード、AI英会話アプリ、そしてまだ返信していない言語交換のメッセージが並んでいる——そんな経験はありませんか。

少しずつ全部やろうとすると、結局どれも中途半端になりがちです。問題はアプリの数ではなく、「今日は何を伸ばすために、どのアプリを使うのか」が決まっていないことかもしれません。

語学学習アプリを選ぶときに大切なのは、人気ランキングだけを見ることではありません。今伸ばしたいスキルと、そのアプリが得意とする学習方法が合っているかを見ることです。

この記事では、Duolingo、Babbel、Busuu、Anki、Memrise、italki、Cambly、ELSA Speak、Speak、HelloTalk、Speakyの11サービスを、「得意な学習」「練習方法」「フィードバック」「注意点」の4つの視点から比較します。

HelloTalkで言語交換を楽しむ学習者

まず結論:アプリではなく「今伸ばしたいスキル」から選ぶ

最初に考えたいのは、「5年後にペラペラになりたい」といった大きな目標ではなく、今どこでつまずいているかです。

たとえば、

  • 文法の基礎から順番に学びたい
  • 覚えた単語がすぐ抜けてしまう
  • 読めるのに会話になると言葉が出てこない
  • 発音に自信がない
  • ネイティブや他の学習者と実際に会話したい

といった悩みです。

今回比較する11のアプリは、大きく5つに分けられます。

  1. 体系的なレッスン・毎日の学習:Duolingo、Babbel、Busuu
  2. 単語・フレーズの記憶と復習:Anki、Memrise
  3. 講師とのマンツーマン会話:italki、Cambly
  4. AIを使った発音・スピーキング練習:ELSA Speak、Speak
  5. 実際の人との会話・言語交換:HelloTalk、Speaky

「どのアプリが一番いいか」ではなく、「今の自分にはどのタイプが必要か」で考えると選びやすくなります。

語学学習アプリ11選を比較

アプリ得意な学習練習方法フィードバック注意点
Duolingo短時間で続ける体系的な学習読む・書く・聞く・話すインタラクティブ問題自動採点、復習、パーソナライズ練習コース型学習が中心で、学習者同士の自然な会話とは異なる
Babbel体系的なレッスン+単語復習用意されたレッスンと復習対応環境では音声認識による発音フィードバック音声認識の対応状況はコースや端末などで異なる
Busuu文法・語彙を含むコース学習レッスン、復習、オフライン学習など学習問題へのフィードバック、対応環境ではAI・発音機能一部AI機能は対応言語・端末が限られる
Anki単語や知識の暗記・定着間隔反復を使ったフラッシュカード解答確認と自己評価をもとに復習間隔を調整カードに入れた内容の復習が中心。会話練習はない
Memrise単語・フレーズと実際の使用例復習、ネイティブ動画、対応するAI会話機能復習チェック、AIによる練習コースや機能の提供状況が異なり、AI会話は人との会話とは別物
italki講師とのマンツーマン学習目的や時間に合わせたオンラインレッスンレッスン中に講師から直接フィードバック予約して受講する必要がある
Cambly英語のマンツーマンスピーキング講師との1対1レッスン会話中に講師からフィードバック英語学習が中心。利用できる内容はプランなどで異なる
ELSA Speak英語の発音診断・練習音声を録音してAIが分析音、アクセント、イントネーションなどを分析AIによる練習であり、人とのリアルタイム会話ではない
SpeakAIを使ったスピーキング練習AIとの会話+ガイド付きレッスンAI練習中にフィードバック実際の人との会話とは練習環境が異なる
HelloTalkコミュニティでの会話・言語交換テキスト、音声、ビデオ、Moments、Voiceroom、Liveチャット内の訂正・翻訳・発音サポート・音訳+相手からのフィードバック固定カリキュラムではなく、自分で交流や練習を進める必要がある
Speaky言語交換パートナー探しパートナー検索、テキスト・音声での交流言語交換相手からのフィードバック返信速度や訂正の頻度は相手によって異なる

「できないこと」があるから悪いアプリ、というわけではありません。たとえばAnkiに会話機能がないのは欠点というより、そもそも単語や知識を覚えるためのツールだからです。大切なのは、目的に合った役割を任せることです。

Duolingo・Babbel・Busuu:何を勉強すればいいか迷う人向け

「次に何を勉強すればいいかわからない」という人は、まず体系的なレッスン型のアプリが使いやすいでしょう。

Duolingoは、短時間のインタラクティブな問題を積み重ねながら、読む・書く・聞く・話す練習を進められます。毎日少しずつ学習する習慣を作りたい人と相性のよいタイプです。

Babbelは、体系的なレッスンと単語復習を組み合わせています。対応するコースや環境では、音声認識を使った発音練習も利用できます。

Busuuも文法や語彙を含むコース型の学習が中心で、復習やオフライン学習などに対応しています。Premium PlusではAI Conversationsなどの機能も案内されていますが、AI機能の対応言語や端末には違いがあります。

3つに共通するのは、あらかじめ用意された学習内容を順番に進めやすいこと。一方で、教材にない話題を相手と自由にやり取りする「言語交換」とは別の練習です。

Anki・Memrise:覚えた単語を定着させたい人向け

レッスンは進んでいるのに、覚えたはずの単語が出てこない。そんなときは「記憶と復習」を得意とするツールが役立ちます。

Ankiは、アクティブリコールと間隔反復を使ったフラッシュカードツールです。カードを見て答えを思い出し、確認したあとに難易度を評価すると、その結果をもとに次の復習タイミングが調整されます。

ただし、Ankiで練習できるのは基本的にカードに入れた内容です。覚えた表現を実際の会話で使う練習は、別の方法と組み合わせる必要があります。

Memriseは、単語やフレーズの学習に加えて、ネイティブスピーカーによる動画などを通して実際の使われ方に触れられるのが特徴です。提供されている環境ではAI会話練習も利用できます。

単語アプリは、それだけで完結させるよりも、「今日の言語交換で使いたいフレーズを先に復習する」といった形で他の練習につなげると役割が明確になります。

italki・Cambly:講師と1対1で話したい人向け

単語は知っているのに、実際に話そうとすると出てこない。そんな人には、予約した時間に講師と話すタイプのサービスがあります。

italkiでは、学びたい言語や目的、トピック、スケジュールなどに合わせて講師を探し、マンツーマンのオンラインレッスンを受けられます。わからない点や間違いに対して、その場で相手からフィードバックをもらえるのが特徴です。

Camblyは英語のスピーキング練習を中心としたサービスで、講師との1対1レッスンを提供しています。英会話を決まった時間にしっかり練習したい人には選択肢になります。

このタイプは、予約して実際にレッスンを受けることで練習が成立します。自分のペースで好きな時間に使う自習アプリとは、使い方が異なります。

ELSA Speak・Speak:AIで発音やスピーキングを練習したい人向け

「いきなり人と話すのは緊張するので、まず一人で発音や会話を練習したい」という人には、AIを使ったスピーキングアプリがあります。

ELSA Speakは、英語の発音診断と練習に特化しています。音声を録音すると自動で分析され、音、アクセント、イントネーションなどについてフィードバックを受けられます。

Speakは、AIとのスピーキング練習とガイド付きレッスンを組み合わせたサービスです。人目を気にせず声に出す練習を繰り返したいときに使いやすいタイプです。

ただし、AIとの練習と、人間同士の予測できない会話は同じではありません。どちらか一方を選ぶ必要はなく、AIで準備してから実際の会話で試す、といった組み合わせもできます。

HelloTalk・Speaky:実際の人と会話・言語交換をしたい人向け

ここまで紹介したアプリが文法、単語、発音など個別のスキルを支えるのに対し、このタイプでは学んだ言葉を実際の相手とのやり取りで使うことが中心になります。

HelloTalkは、学びたい言語を話す人とつながり、相互に言語を教え合う言語交換コミュニティです。テキストだけでなく、音声やビデオでも交流できるほか、コミュニティに投稿できるMoments、グループ音声で交流できるVoiceroom、Liveなど複数の練習方法があります。

HelloTalkのMomentsで投稿への反応や訂正を受ける様子

チャット内では、訂正、翻訳、発音サポート、音訳などの学習機能を使いながら会話を続けられます。もちろん、実際の言語交換相手からどの程度フィードバックがもらえるかは相手によって異なります。

言語交換アプリをさらに比較したい場合は、おすすめの言語交換アプリ比較チャット型語学学習アプリの比較も参考にしてください。

HelloTalkのVoiceroomで音声会話を練習するイメージ

Speakyも、言語交換パートナーを探してテキストや音声で交流するタイプのサービスです。固定された教材ではなく、相手とのやり取りそのものが練習になります。

このタイプで覚えておきたいのは、「交流できる場所があること」と「必ずすぐに返信や訂正がもらえること」は別だという点です。パートナーとの相性や返信ペースは人によって違います。

2つの語学アプリを併用するなら「役割」を分ける

複数のアプリを入れること自体に問題はありません。ただし、同じことをするアプリを何個も使うより、それぞれに違う役割を持たせるほうが管理しやすくなります。

たとえば、

  • DuolingoやBabbelで体系的に学ぶ + HelloTalkで実際に会話する
  • Ankiで単語を復習する + italkiで講師と話す
  • ELSA Speakで発音を練習する + HelloTalkで実際の相手に使ってみる

といった組み合わせです。

1週間の中で「このアプリでは何をするか」を1つ決めておくのもおすすめです。レッスンを何回終える、カードを何枚復習する、講師とのレッスンを1回受ける、言語交換でメッセージを送る、といった具体的な行動にすると、アプリを行き来するだけになりにくくなります。

有料機能を追加するか迷っている場合は、語学アプリの有料機能を選ぶポイントも参考にしてください。

HelloTalkのVoiceroomで会話に参加する学習者

語学学習アプリ選びについてよくある質問

語学学習アプリは複数使ったほうがいい?

伸ばしたいスキルが複数あるなら、併用する方法があります。ただし、同じ役割のアプリを増やす必要はありません。「文法・レッスン」「単語復習」「発音」「実際の会話」など、それぞれの役割を分けて考えると選びやすくなります。

AI英会話アプリだけで、人との会話練習の代わりになる?

AIと人との会話では、練習できる状況が異なります。ELSA SpeakやSpeakのようなサービスは、一人で繰り返し練習したり、すぐにフィードバックを受けたりするのに便利です。一方、HelloTalkやSpeakyのような言語交換では、相手の予想外の返答に対応しながら会話を続ける練習ができます。

講師型アプリと言語交換アプリの違いは?

italkiやCamblyでは、予約した時間に講師・チューターとのレッスンを受けます。一方、HelloTalkやSpeakyでは、コミュニティのメンバー同士で互いの言語を練習します。決まった時間に指導を受ける方法と、自由な会話を通じて練習する方法の違いです。

2つのアプリの役割が重複しているか、どう判断する?

「片方を削除したら、できなくなることは何か?」と考えてみてください。両方とも同じ練習を同じ方法で行い、フィードバックや使うタイミングにも大きな違いがないなら、役割が重複している可能性があります。

言語交換は無料で試せる?

無料で利用できる範囲はサービスによって異なり、変更されることもあります。HelloTalkについては、HelloTalkは無料で使える?無料版とVIPの違いで詳しく紹介しています。

まとめ:目的を決めてからアプリを選ぼう

語学学習アプリは、それぞれ得意なことが違います。人気だからという理由だけで選ぶより、まず「今の自分は何を練習したいのか」を決めるほうが、自分に合うアプリを見つけやすくなります。

文法や基礎学習ならコース型、単語の定着なら復習型、発音ならAI型、講師との会話ならレッスン型、そして実際の人と自由に話す練習なら言語交換型。必要に応じて役割の違うアプリを組み合わせてみてください。