DuolingoとHelloTalkを英会話練習で比較|話せるようになる使い分け方【2026年】

Duolingoを毎日続け、単語や文法も覚えてきた。それなのに、英語で「週末は何をしましたか?」と聞かれると、すぐに答えられない。そんな経験は珍しくありません。
これは、レッスンが無駄だったということではありません。画面上の英語を理解する力と、会話中に自分の言葉を組み立てる力は別だからです。
先に結論をまとめると、2つのアプリは次のように使い分けられます。
- Duolingo:順序立てて基礎を学ぶ、復習する、毎日の学習習慣を作る
- HelloTalk:覚えた英語を使い、メッセージや音声で人とやり取りする
英会話が目標でも、Duolingoをやめる必要はありません。ただし、自分で答えを考え、相手の予想外の反応に返す練習も必要です。
この記事ではDuolingoとHelloTalkを英語のスピーキング練習という視点で比較し、両方を使った14日間の練習方法を紹介します。
DuolingoとHelloTalkの違い
どちらの機能が多いかではなく、今の自分に必要な練習ができるかという視点で比較してみましょう。
| やりたいこと | Duolingo | HelloTalk |
|---|---|---|
| 毎日の学習習慣を作る | 短いレッスンや連続記録があり、継続しやすい | 決まったカリキュラムはなく、自分から交流を始める必要がある |
| 単語・文法を復習する | レッスンに沿って学び、その場で正誤を確認できる | 実際に伝えたい内容を考える中で、単語や表現を覚える |
| ガイド付きで発音・会話を練習する | コース内のスピーキング課題や、対象プラン・コースのAI会話機能を使える | テキストで準備した後、ボイスメッセージや通話へ進める |
| 人と自由に会話する | 主な学習形式ではない | テキスト、音声、通話、ボイスルームで他の利用者と交流できる |
| 自分が作った文を直してもらう | 課題やAI会話の範囲で自動フィードバックを受ける | 自分が実際に書いた文を言語交換パートナーに添削してもらえる |
| 特に向いている人 | 基礎を作りたい人、復習を習慣にしたい人 | 知っている英語を実際のコミュニケーションで使いたい人 |
| 単独で使う場合の注意点 | レッスンには慣れても、自由会話の量が不足することがある | 基礎表現がほとんどないと、会話を始めるのが難しい |
Duolingoの強みは、次に何を学べばよいか迷いにくいことです。短いレッスンの中で読む、聞く、書く、話す練習が組み合わされ、復習のきっかけも用意されています。利用できる機能はコースやプランによって異なりますが、AIを使った会話練習が提供される場合もあります。
一方、HelloTalkでは会話の内容があらかじめ決まっていません。相手が話題を変えたり、知らない表現を使ったり、こちらの意図を誤解したりすることもあります。その場で言い換えたり、聞き返したりする経験が、実際の英会話につながります。
英語学習アプリをさらに広く比べたい場合は、英語学習アプリ5選の比較も参考にしてください。
学習を続けているのに話せない理由
レッスンと会話では、記憶の使い方が違います。
たとえば、レッスンで次の問題が出たとします。
I ___ to the store yesterday.
選択肢があれば、過去形の went を見つけられるでしょう。
一方、会話では次のように聞かれます。
What did you do after work?
ここには選択肢がありません。動詞を思い出し、語順を決め、声に出し、さらに相手の次の質問にも答える必要があります。
特に大きい違いは3つです。
- 考える時間が短い
アプリの問題は答えが出るまで待ってくれますが、会話は進み続けます。 - 質問を予測できない
相手がどの言葉で、何について質問するかは事前に分かりません。 - 会話を立て直す必要がある
間違えたときに「言いたかったのは…」と言い直すことも、会話力の一部です。
連続学習記録は、毎日アプリを開いたことを示します。実際の会話は、答えが画面に用意されていない状況で返事ができるかを確かめる場です。
Duolingoが悪いのではなく、一つのアプリにすべての役割を期待しないことが大切です。英語を話すことが目標なら、学習時間の一部を人とのやり取りに移していきます。
DuolingoからHelloTalkへつなげる14日間プラン
この14日間の目的は、短期間で流暢になることではありません。これまでの学習に少しずつ会話を加え、自分に不足していた練習を見つけることです。
1〜3日目:あえてテキストから始める
HelloTalkで学習言語を英語に設定し、プロフィールに次の内容を書きます。
- おおよその英語レベル
- 話したいテーマ
- 相手の日本語学習をどのように手伝えるか
- 最初はテキストや短い音声から始めたいこと
英語を話し、日本語を学んでいる人を探し、答えやすいメッセージを送ります。
Hi! I’m practising my spoken English and can help with Japanese. I’m around A2, so I’d like to start with short messages or voice notes. What kind of practice are you looking for?
こんにちは。英会話を練習していて、日本語の学習をお手伝いできます。まだ初級なので、短いメッセージか音声から始めたいです。どんな練習をしたいですか?
テキストは会話より劣った練習ではありません。無言の時間を気にせず、自分が本当に伝えたい文を作れます。その文を添削してもらえば、一般的な例文ではなく、自分が今後使う表現として覚えられます。
何十人にも同じ挨拶を送るより、練習方法の合う相手を一人見つけることを優先しましょう。英語を話す友達の探し方も参考になります。
4〜7日目:返信の一つを音声に変える
テキストで数回やり取りできたら、普段なら文字で送る内容を一度だけボイスメッセージにします。長さは20〜40秒で十分です。
話題は、今日食べたもの、仕事や学校であったこと、見たドラマなど、説明しやすい内容を選びます。最後に質問を一つ加えると、相手も返事をしやすくなります。
ボイスメッセージなら、リアルタイム通話のように相手を待たせません。送信前に一度聞き直せますが、完璧になるまで何度も録り直す必要はありません。
発音しにくい音があれば、Duolingoの発音課題や利用中の発音ツールで確認した後、同じ文を実際のメッセージでも使ってみましょう。
8〜14日目:ボイスルームを聞き、1回だけ話す
ライブ会話は、レッスン中心の学習者が後回しにしやすい練習です。1対1の通話が重く感じるなら、まずグループのボイスルームに聞き手として参加します。
英語のルームで、参加者がどのように話題に入り、相づちを打ち、追加質問をしているか聞いてみてください。自分でも話せそうなテーマになったら、マイクをオンにして一文だけ加えるか、短い質問を一つします。
最初から長く話す必要はありません。準備した文ではなく、その場で自分の英語を使った経験を一回作ることが目標です。
英語を使う環境がない場合の練習方法は、相手がいなくてもできる英語スピーキング練習でも紹介しています。
どちらをメインに使うべき?
アプリへの好みではなく、現在の英語力と目標で決めます。
| 現在の状況 | メインにするアプリ | 追加する練習 |
|---|---|---|
| 簡単な文をまだ自分で作れない | Duolingoなどの体系的な初心者向けアプリ | 自己紹介や基本的な質問が書けたら、HelloTalkで短いテキストを試す |
| 簡単な英語は読めるが、話すと止まる | HelloTalk | 継続に役立つならDuolingoの短い復習を残す |
| 旅行、仕事、面接、日常会話に備えたい | HelloTalk | 必要な単語や文法をDuolingoで絞って復習する |
| 言語交換相手はいるが、先にレッスンを開いてしまう | HelloTalk | 先にメッセージか音声を送り、その後でレッスンをする |
| 人と話す前に一人で練習したい | Duolingoの発話・AI会話機能など | 練習した答えをHelloTalkの音声や会話で実際に使う |
簡単な考えを英語で表現するための基礎がまだ足りないなら、Duolingoをメインにして構いません。ただし、中級になるまで人との交流を待つ必要はありません。短い自己紹介が書けるようになった時点で、テキストから始められます。
簡単な英語を理解できるのに、リアルタイムで答えると止まってしまう場合は、HelloTalkに使う時間を増やしてみましょう。新しいレッスンを受けるだけでは、自分の言葉を選びながら人に伝える経験の代わりにはなりません。
2つのアプリを併用するときのポイント
完璧になるまで待たない
今知っている範囲の英語から始めます。間違いを避けるより、添削を受けて言い直す経験を増やしましょう。
浅いチャットを増やしすぎない
「Hello」で終わる会話を何十件も作る必要はありません。返信が安定し、練習方法の合う相手が一人いれば十分に始められます。
初日から通話を目標にしない
テキストとボイスメッセージは、通話を避けるための逃げ道ではなく、必要な練習段階です。負担を少しずつ上げます。
交換方法を先に決める
たとえば「英語10分、日本語10分」「お互いに一つだけ添削する」など、簡単なルールを相談しておくと、一方だけが教える状態を避けやすくなります。
DuolingoとHelloTalkに関するよくある質問
英語学習ではHelloTalkとDuolingoのどちらがいいですか?
目的によります。体系的なレッスン、復習、学習習慣にはDuolingoが向いています。人と英語を使い、自分の表現を添削してもらう練習にはHelloTalkが向いています。会話が最優先なら、学習時間の中でHelloTalkの割合を増やす方法があります。
Duolingoだけで英語を話せるようになりますか?
Duolingoは単語、文法、発音、話す自信を身につける助けになります。ただし、人と自然に会話したい場合は、予想外の質問、さまざまな声や話し方、聞き間違い、追加質問に対応する経験も必要です。
どのレベルからHelloTalkを始めればいいですか?
短い自己紹介や簡単な質問を数文書けるようになったら始められます。最初はテキスト、次にボイスメッセージ、慣れたらボイスルームや通話へ進みます。中級になるまで待つ必要はありません。
HelloTalkは無料で英会話練習に使えますか?
基本的なコミュニケーションやコミュニティ機能は無料で利用でき、VIPでは一部機能の追加特典や利用上限の拡大があります。内容や上限は変更される可能性があるため、特定の機能を使いたい場合はアプリ内の最新情報を確認してください。HelloTalkの無料版とVIPの違いも参考になります。
AIと人、どちらと英会話を練習すべきですか?
AIは、人に聞かれずに繰り返し練習したいときや、相手がいない時間の準備に向いています。言語交換パートナーとの会話では、予想外の返事、社会的な文脈、会話を続ける経験が得られます。役割が異なるため、目的に応じて組み合わせるのがおすすめです。
英語を練習する相手はどう探せばいいですか?
学習言語を英語に設定し、日本語を学んでいる英語話者を探します。最初のメッセージでは、レベル、練習したい形式、自分が日本語学習をどう手伝えるかを具体的に伝えましょう。
まとめ:基礎学習と実際の会話を役割分担する
DuolingoとHelloTalkは役割が異なるため、単純にどちらが優れているかを決める必要はありません。
- Duolingoで基礎、復習、学習習慣を作る
- HelloTalkで自分の文を作り、人から返事をもらう
- テキストから音声、音声からライブ会話へ少しずつ進む
- 学習時間の配分を、現在の弱点に合わせて変える
英語を話せるようになりたいなら、次のレッスンで自信がつくのを待つだけではなく、短い一文を実際の相手に送ってみてください。返事が来る場所に学習時間を少し移すことで、「分かる英語」を「使える英語」へつなげられます。