仕事の帰りに品川に寄って旧友と一杯飲む。出会ったとき彼女は21歳で、僕は20歳だった。彼女が日本の地方から僕の大学に留学
して、僕らはランゲージエクスチェンジを行った。今はそれぞれの立場が完全に逆転している。僕はこうして日本に暮らし続け、彼女は僕の地元に根を下ろしている。2、3年に1回しか会う機会がないけれど、そのたびに時間の経過を実感する。彼女はどんどんアメリカ人化して、僕はアメリカ人らしさを忘れつつある。それぞれの方向性は違うものの、その変容に伴う独特な喜びも苦しみも共感しているということが、深い絆になっている。

Download the HelloTalk app to join the conversation.
